1) 装置はコンピューターにより常時監視され、液体窒素の量を自動的に調節し、温度を自動的に上げ下げできる極低温処理ボックスを備えています。
2) 処理プロセス 処理プロセスは、冷却、超低温断熱、温度上昇という 3 つの正確に組み立てられた手順で構成されています。
極低温処理によって性能が向上する理由は、以下のように分析されます。
1) 硬度の低いオーステナイトを、より硬く、より安定し、耐摩耗性、耐熱性が高いマルテンサイトに変化させます。
2) 超低温処理により、処理された材料の結晶格子には、より高い硬度とより細かい粒子サイズを持つ炭化物粒子がより広く分布します。
3) 金属粒子内に、より均一で、より小さく、より高密度の微細材料構造を生成できます。
4) マイクロ炭化物粒子とより微細な格子の添加により、より高密度の分子構造が形成され、材料内の微細な空隙が大幅に減少します。
5)極低温処理後、材料内部の熱応力と機械的応力が大幅に低減され、工具や刃物の割れや刃先欠損の発生リスクが効果的に低減されます。さらに、工具の残留応力は刃先の運動エネルギー吸収能力に影響を与えるため、極低温処理された工具は耐摩耗性が高いだけでなく、工具自体の残留応力も未処理工具に比べて大幅に低減されます。
6) 処理された超硬合金では、電子運動エネルギーの減少により、分子構造の新しい組み合わせが生じます。
投稿日時: 2022年6月21日